2013年6月30日日曜日

畳下地材のカビ:内覧会立会い・同行(一戸建て)

サービス名称:内覧会立会い・同行(一戸建て)
対象物件:新築木造住宅

住宅の検査・診断を行うなかで、大事なチェックポイントの1つがカビです。中古住宅の診断を行いますと、床下などでカビが発見されることがよくありますが、実は新築住宅でもカビが見つかることがあるのです。



上記の写真は、和室の畳をあげたところ(畳の下地材)にあったカビです。カビがよく見つかるポイントで、この写真の物件は新築住宅でした。引渡し前の内覧会立会い・同行サービスで見つかり、補修をお願いしたものです。

特に、梅雨時には注意してチェックしておきたいポイントですね。

畳をあげて確認できるので、住宅購入者が自ら確認することも難しくはありませんので、内覧会や購入前の段階で確認してみてください。なかには、畳がしっかりと敷き詰められていて、めくって下地材を確認できない現場もありますが。

この箇所のカビの原因は、室内環境(湿度・風通しなど)による場合や資材搬入時に濡れた場合、設置後の養生不足で濡れる場合などが考えられます。もちろん、複合的な理由もありますね。


2013年6月24日月曜日

天井裏のボルトの緩み:中古住宅の住宅診断(ホームインスペクション)

サービス名称:中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)
物件:木造住宅



中古住宅の住宅診断で、天井裏の調査を行った時の写真です。

構造材を留めているボルトが緩んでしまっているのがわかりますでしょうか。

しっかりと 効いていない状態ですので、ボルトを締めなおす必要があります。これだけであれば、しっかり対応すれば問題ないですが、放置しておくと問題ですね。

こういったボルトの緩みは少なくなく、新築住宅の施工時の工事が適切でないケースもあれば、経年により生じることもあります。

締めなおしをした後も、たまには確認しておいた方がいいですね。
一度、皆さんも点検口を除いて確認されてはいかがでしょうか。



2013年6月18日火曜日

屋根裏の漏水跡:内覧会立会い・同行(一戸建て)

サービス名称:内覧会立会い・同行(一戸建て)
対象物件:新築木造住宅


新築住宅の完成した時点では、漏水などありえないと考えている方も多いようです。

アネストで新築住宅の完成時の内覧会立会い・同行サービスや購入前の建て売り住宅の診断を行ってきた経験では、実際にそのようなことが見つかっています。

上記の写真は屋根裏の様子ですが、染みが広範囲にあります(写真でわかりづらいでしょうか、、、)。この染みを見たたけで、雨漏りだと断定するわけにはいきませんが、その可能性を考慮し施工者に確認(散水試験など)を促す必要があります。

建築中の雨で濡れてしまうケースもありますので、原因が何であるか確認して対応しなければなりませんね。また、建築中の雨が原因であったとしても、濡れた箇所がしっかり乾燥したかどうかを確認する必要性もあります。

新築住宅でも屋根裏の確認はオススメですね。

2013年6月9日日曜日

基礎配筋工事で鉄筋の湾曲、ゆがみ:建築中の住宅検査

サービス名称:住宅あんしん工程検査(建築中の検査)
物件:新築木造住宅


木造住宅の基礎工事の配筋検査の様子です。

向かって右側が下がっているのがわかりますね。



そして、こちらの写真では主筋が山なりに曲がっていますね。

基礎コンクリートのひび割れの原因にもなりうることですので、補修が必要なものです。スペーサーを使用するなどして調整する対処となりました。

スペーサーとは、サイコロとも呼ばれており、かぶり厚を確保するためのものです。(基礎コンクリートのかぶり厚の不足:建築中の住宅検査 を参照)

2013年6月3日月曜日

雨樋の固定金物のぐらつき:内覧会立会い・同行

サービス名称:内覧会立会い・同行(一戸建て)
対象物件:新築木造住宅


新築住宅の内覧会立会い・同行サービス(第三者の竣工検査)で、屋外部分であった指摘事例です。

写真はアップでわかりにくいかもしれませんが、外壁部分に取り付けられた樋です。

中心に映っているものが、その樋を取り付けるための固定金物です。この部分の固定がしっかりできていない箇所がいくつかありました。

しっかり固定されていない場合、その部分のぐらつきが続くことで痛んでしまいます。

細かな指摘箇所だと思われるかもしれませんが、細かなことの積み重ねで住宅の寿命にも関係してくるので、細かな点もチェックしなければなりません。住宅で大事なのは、何も主要構造部分だけではないですから。