2013年9月9日月曜日

床下で基礎コンクリートの破壊:中古住宅の住宅診断(ホームインスペクション)

サービス名称:中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)
物件:木造住宅
中古一戸建てのホームインスペクション床下の詳細調査を行ったところ、基礎コンクリートの一部が壊され開口されている箇所がありました。


その場所や大きさなどの条件によっては、大きな問題となることもあります。このケースではコンクリート内部の鉄筋が露出しておりました。

劣化を早めることになるため、モルタルで補修するなどの対処が必要です。

床下は出来れば奥まで見ておきたいものですね。

2013年7月16日火曜日

浴室の点検口内の石膏ボード(防火構造):新築一戸建て住宅診断(建売の診断)

サービス名称 : 新築一戸建て住宅診断(建売の診断)
構造: 新築木造


今回はよくある指摘の1つをご紹介します。
上記の写真は浴室の天井点検口からのぞいたところです。

この点検口内部では、ダクトや配線の状況なども大事なチェックポイントですが、一緒に外壁面をしっかり確認しておかなければなりません。

内装を石膏ボードで防火構造の認定を得ているにも関わらず、実際には施工されていないことが度々あります。

この場合、認定外の仕様となっていることになり、本来の防火構造を満たしていないことになります。

このことは、施工者が施工ミスしていることに全く気づいていないことも多く、指摘時に説明して初めて事実を知るという方もいらっしゃいます。

手抜き工事ではなく、知らなかった、、、というわけですね。新築住宅では、購入前の住宅診断でも購入後の内覧会立会い検査でも確認しておきたいポイントですね。


2013年6月30日日曜日

畳下地材のカビ:内覧会立会い・同行(一戸建て)

サービス名称:内覧会立会い・同行(一戸建て)
対象物件:新築木造住宅

住宅の検査・診断を行うなかで、大事なチェックポイントの1つがカビです。中古住宅の診断を行いますと、床下などでカビが発見されることがよくありますが、実は新築住宅でもカビが見つかることがあるのです。



上記の写真は、和室の畳をあげたところ(畳の下地材)にあったカビです。カビがよく見つかるポイントで、この写真の物件は新築住宅でした。引渡し前の内覧会立会い・同行サービスで見つかり、補修をお願いしたものです。

特に、梅雨時には注意してチェックしておきたいポイントですね。

畳をあげて確認できるので、住宅購入者が自ら確認することも難しくはありませんので、内覧会や購入前の段階で確認してみてください。なかには、畳がしっかりと敷き詰められていて、めくって下地材を確認できない現場もありますが。

この箇所のカビの原因は、室内環境(湿度・風通しなど)による場合や資材搬入時に濡れた場合、設置後の養生不足で濡れる場合などが考えられます。もちろん、複合的な理由もありますね。


2013年6月24日月曜日

天井裏のボルトの緩み:中古住宅の住宅診断(ホームインスペクション)

サービス名称:中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)
物件:木造住宅



中古住宅の住宅診断で、天井裏の調査を行った時の写真です。

構造材を留めているボルトが緩んでしまっているのがわかりますでしょうか。

しっかりと 効いていない状態ですので、ボルトを締めなおす必要があります。これだけであれば、しっかり対応すれば問題ないですが、放置しておくと問題ですね。

こういったボルトの緩みは少なくなく、新築住宅の施工時の工事が適切でないケースもあれば、経年により生じることもあります。

締めなおしをした後も、たまには確認しておいた方がいいですね。
一度、皆さんも点検口を除いて確認されてはいかがでしょうか。



2013年6月18日火曜日

屋根裏の漏水跡:内覧会立会い・同行(一戸建て)

サービス名称:内覧会立会い・同行(一戸建て)
対象物件:新築木造住宅


新築住宅の完成した時点では、漏水などありえないと考えている方も多いようです。

アネストで新築住宅の完成時の内覧会立会い・同行サービスや購入前の建て売り住宅の診断を行ってきた経験では、実際にそのようなことが見つかっています。

上記の写真は屋根裏の様子ですが、染みが広範囲にあります(写真でわかりづらいでしょうか、、、)。この染みを見たたけで、雨漏りだと断定するわけにはいきませんが、その可能性を考慮し施工者に確認(散水試験など)を促す必要があります。

建築中の雨で濡れてしまうケースもありますので、原因が何であるか確認して対応しなければなりませんね。また、建築中の雨が原因であったとしても、濡れた箇所がしっかり乾燥したかどうかを確認する必要性もあります。

新築住宅でも屋根裏の確認はオススメですね。

2013年6月9日日曜日

基礎配筋工事で鉄筋の湾曲、ゆがみ:建築中の住宅検査

サービス名称:住宅あんしん工程検査(建築中の検査)
物件:新築木造住宅


木造住宅の基礎工事の配筋検査の様子です。

向かって右側が下がっているのがわかりますね。



そして、こちらの写真では主筋が山なりに曲がっていますね。

基礎コンクリートのひび割れの原因にもなりうることですので、補修が必要なものです。スペーサーを使用するなどして調整する対処となりました。

スペーサーとは、サイコロとも呼ばれており、かぶり厚を確保するためのものです。(基礎コンクリートのかぶり厚の不足:建築中の住宅検査 を参照)

2013年6月3日月曜日

雨樋の固定金物のぐらつき:内覧会立会い・同行

サービス名称:内覧会立会い・同行(一戸建て)
対象物件:新築木造住宅


新築住宅の内覧会立会い・同行サービス(第三者の竣工検査)で、屋外部分であった指摘事例です。

写真はアップでわかりにくいかもしれませんが、外壁部分に取り付けられた樋です。

中心に映っているものが、その樋を取り付けるための固定金物です。この部分の固定がしっかりできていない箇所がいくつかありました。

しっかり固定されていない場合、その部分のぐらつきが続くことで痛んでしまいます。

細かな指摘箇所だと思われるかもしれませんが、細かなことの積み重ねで住宅の寿命にも関係してくるので、細かな点もチェックしなければなりません。住宅で大事なのは、何も主要構造部分だけではないですから。

2013年5月30日木曜日

屋根裏の断熱材の施工ミス:新築住宅診断(建売の診断)

サービス名称:新築一戸建て住宅診断(建売のホームインスペクション)
対象物件:新築木造住宅



住宅検査・診断で非常に多い指摘事項の1つが断熱材に関するものです。断熱材はその施工が丁寧でない場合は、性能を十分に発揮することができないため、しっかりチェックしておきたいものです。

写真は屋根裏の断熱材の状況です。天井裏に断熱材を敷き詰めているのですが、大きな隙間が見られますね。これは隙間を埋めるようにしっかり施工していただく必要があります。

この現場では、浴室の点検口から見た天井裏でも配管周りに断熱材との隙間があるなど、断熱工事に問題がありました。

完成物件における断熱材の主なチェックポイントは、床下、屋根裏、そして浴室の天井点検口です。

2013年5月28日火曜日

床の傾斜測定・傾き:中古住宅診断(ホームインスペクション)

サービス名称:中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)
対象物件:中古住宅(鉄骨造・木造住宅)


住宅診断・検査を利用される方のなかでも、建物の傾きを心配されている方は多いです。傾きは症状の1つですが、その他の症状の有無や内容をいろいろと調べて、総合的に判断していくことになります。

上の写真は、オートレーザータイプの水平器で傾斜測定しているところです。長いスパンでの傾斜の確認には便利ですが、一方で部分的な傾きには水泡タイプの水平器(以下)が便利です。



こちらは、何度も位置や方向を変更しながら測定できるので、便利でいいです。ホームセンターで1000円ぐらいでも入手できますからお手軽ですね。

上の写真では、水泡の位置がラインを超えており傾きがあることがわかりますね。

中古住宅で傾きが確認された場合には、それが新築施工時のものであるか、劣化によるものであるか、地盤沈下によるものであるか等の推測をしていくことになります。そのためには、様々な症状を診ていく必要があります。

また、傾きがあるから全てダメというわけでもないですから、他の症状も確認して慎重に判断していく方が良いでしょう。


中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)

2013年5月24日金曜日

床下のシロアリ・蟻道:住宅の点検・建物調査(居住中の一戸建て)

サービス名称:住宅の点検・建物調査(居住中の一戸建て)
対象物件:木造住宅



床下の調査で見つかったシロアリの被害です。

基礎コンクリートを縦に茶色のものが横断するようにありますが、蟻道というものです。コンクリートから上の土台まで続いているのが見えますね。シロアリの被害があるか、その可能性があるかを調査するときには、この蟻道の有無を確認します。

外壁内を通って建物内部へ侵入している可能性があると考えられます。こういったケースの場合は、購入前の住宅であれば壁内の確認ができないため購入するかどうかを再検討されることになります。

ご自宅であれば、被害範囲を確認するためにも外壁内部の調査(一部を解体して調査)することを考えなければなりません。

写真の住宅はまだ築年数は新しいものですが、このように新しい建物でも被害にあっているケースが見られます。

2013年5月19日日曜日

上棟後の金物・ビスの施工ミス:建築中の住宅検査

サービス名称:住宅あんしん工程検査(建築中の検査)
物件:新築木造住宅



上棟した建物の住宅検査です。

柱脚接合金物(柱の脚元部分の金物)ですが、柱と床の合板を適切に固定しておりません。柱と合板の隙間が大きいため、ビスが隙間部分に入ってしまっています。

また、本来なら金物が床合板に接する部分が半分程度しか接しておらず、強度が十分ではありません。

柱や梁、合板などを留める金物は重要な役割を担っていますが、ただ金物があるだけではなく、適切に施工されているか十分にチェックしなければなりません。

完成してからでは確認できない箇所が多いため、建築中に検査しておきたい箇所です。

2013年5月17日金曜日

外壁サイディングの欠け:内覧会立会い・同行(一戸建て)

サービス名称:内覧会立会い・同行(一戸建て)
対象物件:新築木造住宅


新築住宅の内覧会立会いサービスや契約前の新築一戸建て住宅診断(建売の診断)サービスで、どういった細かな点まで指摘しているかの参考として、外壁の調査で指摘した事例を見てみましょう。

サイディング仕上げの外壁です。最近の新築住宅の多くでサイディングが採用されています。

細かくてわかりにくいかもしれませんが、サイディングの欠損箇所の指摘事例です。釘で固定した際に生じたと考えられる欠けです。こちらの住宅では、こういった外壁の欠損箇所がいくとも見られましたので補修をお願いしています。

2013年5月12日日曜日

バルコニー面のサッシ下のビスの浮き:内覧会立会い・同行(一戸建て)

サービス名称:内覧会立会い・同行(一戸建て)
対象物件:新築木造住宅


バルコニーへ出るサッシのところでよくある指摘事例です。

室内からバルコニーへ出る際に人がまたぐ部分(サッシの下)を外側(バルコニー側)から見たところの写真です。

サッシの下枠部分のビスがきっちり締められずに浮いているのがわかりますね。また、防水層を貫通している部分のビス周りにコーキングも施工されていませんでした。

ビスは、大事な役目をしており、ここでは雨漏りの原因となりうるものですから、細かな事のようですがしっかり施工してもらわなければなりません。

浴室入り口のビスの浮き:新築住宅診断(建売の診断) 」のところでも述べましたが、こういった細部こそ大事なのです。この写真の件は、内覧会立会い・同行(一戸建て)サービスで確認された事例ですが、中古住宅の診断でも見ておいた方が良い項目です。

2013年5月9日木曜日

基礎のアンカーボルトが土台からずれている:建築中の住宅検査

サービス名称:住宅あんしん工程検査(建築中の検査)
物件:新築木造住宅


木造住宅の建築中の住宅検査で確認された問題です。

基礎コンクリートから縦方向に出ているアンカーボルトが土台からずれている様子です。土台と基礎をしっかり留めるはずが、全く効いていません。

さすがに施工している職人もわかっていたでしょう、、、

2013年5月8日水曜日

配管の支持金物の外れ:中古住宅診断(ホームインスペクション)

サービス名称:中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)
対象物件:中古住宅(鉄骨造)


鉄骨造の中古住宅の診断(ホームインスペクション)の事例です。

天井点検口から天井裏を調査したところ、配管の支持金物が外れていました。暗いこともあり、写真ではわかりにくいかもしれません。

配管をしっかり固定して、適切な勾配を確保しておく必要があるのですが、金物がはずれていることで適切な勾配を確保できない状況になると、つまりや漏水の要因にもなりかねません。

すぐにトラブルが発生するというものではなくとも、今後の懸念があるものでした。

このように天井裏では点検口の内部で調査すべき点がたくさんあります。


中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)

2013年5月3日金曜日

コンクリートのジャンカ:建築中の住宅検査

サービス名称:住宅あんしん工程検査(建築中の検査)
物件:新築RC造(鉄筋コンクリート造)


鉄筋コンクリート造の住宅です。1階の床と壁の打継ぎ部分で確認されたジャンカです。

ジャンカはコンクリートのかぶり厚が不足することになり、劣化を早める要因になりかねません。また、鉄筋の腐食・錆へとつながる懸念があります。

ジャンカへの対処方法は、いろいろ考えられますが、その症状等に応じて適切に対応しなければなりません。

今回のジャンカについては、一度コンクリートをはつって補修して頂くことになりました。

2013年5月1日水曜日

構造的に問題ある基礎コンクリートのひび割れ(クラック)

サービス名称:中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)
対象物件:木造住宅



一戸建て住宅の住宅診断(ホームインスペクション)で、注意してチェックする項目の1つが基礎コンクリートのひび割れ(クラック)です。

ひび割れ(クラック)にも心配ないものと注意すべきものとがありますが、上の写真は注意を要するものでした。対象は中古の木造住宅です。

この基礎のひび割れ(クラック)は大きく、且つ基礎を貫通しているもので、その位置・巾・方向やその他の症状などから考慮して、基礎に鉄筋が入っていないと予測されます。

建物外部にもひび割れがありましたが、床下へ進入して調査(床下の詳細調査)をすることで詳細がわかったものです。

2013年4月24日水曜日

浴室入り口のビスの浮き:新築住宅診断(建売の診断)

サービス名称:新築一戸建て住宅診断(建売のホームインスペクション)
対象物件:新築木造住宅



上の写真は、ユニットバスの入り口部分で、ビスが浮いている様子です。これも指摘事項となりました。

なかには、「この程度の細かなことを、、、」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、浴室ですから水がかかる箇所であり、放置しておくと水の侵入経路となってしまい、水の侵入が長期にわたることで、内部の腐食が進んでいきます。

こういったことの積み重ねで住宅の劣化が進行し、腐食箇所や程度によっては建物の寿命を縮めることにもなりえます。また、腐食が進んでから気づいたときには、その腐食部分の改修・補修工事にかかるコストと手間も馬鹿になりません。

今回は新築時の住宅診断のご依頼でしたので、当然ながら新築業者さんに補修をして頂けば問題なく解決できることでした。

ちなみに、人が通る箇所ですので、足をすって軽い怪我をする可能性もある指摘箇所でした。新築の住宅診断内覧会立会い・同行サービスでは、実はこういった細かな指摘もしっかりさせて頂いております。

住宅診断で大事なのは、何も主要な構造部分だけではありません。細かな施工の品質が建物の寿命につながるので、細部もしっかりチェックしなければなりません。「たかがビスぐらい、、、」と考えないことですね。


2013年4月23日火曜日

床下の排水管の勾配不足:中古住宅診断(ホームインスペクション)

サービス名称:中古一戸建て住宅診断
対象物件:木造住宅



木造住宅の住宅診断(ホームインスペクション)で床下の調査を行った時の写真です。床下は、基礎コンクリートの状態、土台・大引き、金物、断熱材など重要なチェック項目が多数ありますが、配管も重要な項目の1つです。

排水管が床下に配管されているのですが、その勾配が適切でないとつまりが生じ、将来の水漏れの原因となることもあります。

写真の配管は固定する支持金物もないため、適切な勾配が確保されていません。

2013年4月22日月曜日

ダイライト(構造用の面材)の釘の抜け:建築中の住宅検査

サービス名称:住宅あんしん工程検査(建築中の検査)
物件:新築木造住宅


外壁のボードの検査では、釘のピッチや丁寧な施工であるかをチェックしていきます。しかし、なかには釘が完全に抜けてしまっていることもあります。写真はダイライト(構造用の面材の1つ)で釘が抜けている箇所があります。

下地ボードの釘のピッチの施工不良:建築中の住宅検査のところでも事例をあげていますが、釘の1つ1つを丁寧に検査していくことが重要だと言えます。

2013年4月16日火曜日

屋根裏で換気ダクトのはずれ:内覧会立会い・同行

サービス名称:内覧会立会い・同行(一戸建て)
対象物件:木造住宅



建物が完成し、引渡し前に行う買主の竣工検査(=内覧会)の際に確認された新築住宅での事例です。

24時間システム換気が施工されており、各居室の天井排気口から配管されたダクトが本体に集まっているところを屋根裏の点検口から見た写真です。

よく見ますと、左から2本目のダクトが外れています。

実は、意外とダクトがはずれている住宅は多いもので、アネストが行ってきた内覧会立会いや住宅検査などで何度も同じ事例が確認されています。

問題なかったものが、しばらくしてはずれてしまうケースもあるため、点検口からたまに確認することも必要です。

2013年4月15日月曜日

屋根裏の野地板の水染み(結露):中古住宅診断(ホームインスペクション)

サービス名称:中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)
対象物件:木造住宅


住宅診断で重要とされる屋根裏の調査で確認された野地板の水染みです。相当、広範囲に広がっておりますが、このケースでは雨漏りではなく、結露によるものだと推測されました。

このような症状を確認した場合には、その原因だけに意識がいきがちですが、被害範囲を確認することが非常に重要です。

購入前の住宅診断で確認された場合には、それ以上の再調査(詳細な調査)をするよりも購入を中止される方が多いですが、購入後やご自宅で確認された場合には被害範囲の確認を急ぎましょう。

2013年4月14日日曜日

下地ボードの釘のピッチの施工不良:建築中の住宅検査

サービス名称:住宅あんしん工程検査(建築中の検査)
物件:新築木造住宅


建築中の検査で指摘にあがることが多い項目の1つに下地ボードの釘があります。釘のピッチ(間隔)が規定通りになっていないことが多く、補修(通常は増し打ち)を求めることが多々あります。合板の釘ピッチは細かく確認する必要がある項目です。



2013年4月13日土曜日

陸屋根の防水層の劣化:中古住宅診断(ホームインスペクション)

サービス名称:中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)
対象物件:鉄骨造


中古住宅の診断(ホームインスペクション)では、新築時からの施工上の問題(欠陥・瑕疵)や著しい劣化具合について指摘します。

上記写真は陸屋根ですが、防水保護層の劣化が進んでおりますので、購入後には補修する必要性があることをアドバイスします。対応せずに放置していた場合には、雨漏りが生じてしまう恐れがあり、雨漏りは濡れた箇所などの腐食・劣化・カビにつながっていきます。

このように住宅のメンテナンスに関するアドバイスを受けられるのが、中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)のメリットの1つです。


2013年4月12日金曜日

玄関ポーチのタイルの浮き:内覧会立会い・同行

サービス名称:内覧会立会い・同行(一戸建て)
対象物件:木造2階建て


指摘事項としてあげる率が高いものの1つとして、玄関ポーチなどのタイルの浮きがあります。上記写真で青くマーキングされた箇所がそうなのですが、タイルの浮きは写真ではわかりません。


2枚目の写真は別の新築物件の診断の様子ですが、この写真のように打診棒などを使用してタイルの浮きがないか確認していきます。

浮いている箇所があれば、せっかくの新築住宅にも関わらず、早期にタイルが割れてしまう可能性があります。

内覧会立会い・同行サービスや住宅診断では、このように主要構造部の欠陥以外も指摘対象となります。


2013年4月11日木曜日

床下に残されたゴミ・残材:内覧会立会い・同行

サービス名:内覧会立会い・同行(一戸建て:施主検査)
対象物件:木造2階建て


住宅診断で指摘したりアドバイスしたりする項目は、施工上のミスや著しい劣化だけとは限りません。例えば、この事例では床下に残されている残材が指摘にあがっています。

床下の詳細調査(検査担当者が床下へ進入して這って移動し調査する)では、上記の写真のように工事の残材を見つけることがあります(この写真は新築住宅です)。

こういった工事の残材は点検口の周囲にはなく、床下の奥にあることも多いです。

普段、見えない箇所の残材なんて気にしない、、、と仰る方もいるかもしれませんが、放置しておきますとシロアリ被害の要因になる可能性があるので、床下は綺麗にしておかないといけません。

2013年4月10日水曜日

基礎コンクリートのかぶり厚の不足:建築中の住宅検査

サービス名称:住宅あんしん工程検査(建築中の検査)
物件:新築木造住宅


新築住宅の建築中の検査を行う住宅あんしん工程検査で見つかった施工上の問題点です。

写真中央にある小さなグレーの塊は通称、サイコロと呼ばれるもので、基礎コンクリートのかぶり厚(鉄筋からコンクリート端までの長さ)を確保するために必要な大事なものです。

写真は、基礎の底盤(底の部分)でコンクリートが土と接する部分ですので、このかぶり厚が60mm以上必要だとされています。

しかし、計測したところ40mmしか確保されていませんでした。これは基礎の配筋検査の際にわかったもので、コンクリート打設前にサイコロを縦方向に長い辺を向けることで対応可能です。

2013年4月9日火曜日

土台のアンカーボルトの緩み:リフォーム前の住宅診断(ホームインスペクション)

サービス名称 : リフォーム前の住宅診断(ホームインスペクション)
物件 : 木造2階建て(中古住宅)


リフォーム前をされる前に行う住宅診断(ホームインスペクション)で、床下の調査を行い、その際に見つかった不具合の事例です。

土台のアンカーボルトですが、しっかりと留められておらず緩んでおりました。このような箇所が見つかった場合には、他の箇所でも金物がしっかり留めらてていないことがあるため(同じ職人が施工しているため)、他の箇所も確認した方が良いです。

2013年4月8日月曜日

中古住宅の雨漏り:中古住宅診断(ホームインスペクション)

サービス名称 : 中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)
物件 : 木造2階建て(中古住宅)

中古住宅の診断の際に、屋根裏で確認された雨漏りです。


屋根の野地板に漏水の染みがはっきりと見えています。
築21年の木造住宅です。